FX業者機能









スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いつも読んで下さってありがとうございます。こちらをクリックしていただくとさらにロックヒップ・ホップのブログをご覧いただけます。また、トラックバックは基本的にご自由にしていただいて結構ですので、よろしくお願いします。

ランキングに参加していますので、下のバーナーをクリックしてランクアップにご協力いただけたら有り難いです!

blogram投票ボタン ブログランキング・にほんブログ村へ



[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

Portishead(ポーティスヘッド)- Dummy(ダミー) SHM-CD [ロック 名盤]

 1991年に結成され、1994年のデビュー・アルバム『ダミー』が350万枚を売り上げる大ヒットとなり、一気にシーンの重要バンドとなったポーティスヘッド。オリジナル・アルバムは1997年の2nd『ポーティスヘッド』から11年のブランクを空けて、2008年に『サード』をリリースしましたが、やはり間隔が空き過ぎたせいで、90年代に持っていたような影響力は感じなくなってしまいましたが、それでもポーティスヘッドは素晴らしいクオリティの音楽を作り、特に今回紹介する『ダミー』はポーティスヘッドの最高傑作であり、当時トリップ・ホップという言葉で括られていたジャンルを代表する1枚です。

 ポーティスヘッドの個性を作り上げているのは、音を作り出しているジェフ・バーロウの音センスに因るところと、そして孤高のヴォーカリスト、ベス・ギボンズのヴォーカルでしょう。とにかくベスのヴォーカルは、恐ろしいまでの切迫感があり、聴き手の心にダイレクトに繋がってくるものがあります。決して声量やスキルで見せるヴォーカルではありませんが、その表現力は天賦の才としか言いようがありません。

 アルバムのオープニング、『Mysterons』のバックで流れる暗黒の空間を漂うかのような音に導かれて、スクラッチが入りますが、このスクラッチがかっこいい!ジェフが無類のヒップ・ホップ好きということがよく分かる、決して付け焼き刃ではない説得力があります。そして、ドラムが非常に個性的です。こういう音楽だと重い、ドスっとくるドラムが一般的ですが、マーチング・バンドのような軽くて、手数の多いドラムが使われています。バックの音と、このドラムで曲の空気は完全に作られているのですが、そこにベスのヴォーカルが入ると、一分の隙もないと思われていた曲が、さらに別の次元へと引き上げられます。これは何と言ったらいいのでしょうか。凄まじい情念です。

 続く『Sour Times』もまた普通ではないドラムに耳がいく曲です。金属をカラカラ転がしているような、そんな耳障りな音が曲をより深い次元へと落としていき、「Nobody loves me, it’s true(誰も私を愛していない、それが現実)」というベスの歌詞が胸をえぐっていきます。

 『Numb』もマイナー調で、重たい空気が張りつめている曲です。この曲でも所々に挿まれるスクラッチがいいアクセントになっています。ジェフのスクラッチは本当にセンスがよくて、とにかく気持ちいい。そしてサビでのループするようなメロディがいやに耳に残ります。

 ゆらゆらとした音像が平衡感覚を失わせるような『Roads』。この曲では珍しくどっしりとしたビートが使われています。このビートが素晴らしい。この曲ではバック・トラックは極力抑えて、ベスのヴォーカルが全面にでている作りになっていますが、その少ない音を実に効果的に、センス良く配しているジェフの才能は驚きです。気持ちよいドラム、そっと寄り添うギター、そして後半に登場するストリングス。どの曲を聴いてもそうですが、このジェフ・バーロウというコンポーザーは“最小限の音で最大限の効果を発揮する”という非常に困難な挑戦で、奇跡的な成功を収めています。その結果ベスのヴォーカルが最大限に生きてきて、さらに全く聴き疲れしないどころか、一音一音にどんどん引き込まれ、いつのまにか完全にポーティスヘッドの音世界に佇んでいる、そんな至福の時間をもたらしてくれます。

 そしてラストを飾る『Glory Box』。この曲で最も耳に残るのは、“Give me a reason to love you(あなたを愛す理由を教えて)”というベスのヴォーカルです。こんなことを言われたら、なんと返せばいいのでしょうか。こんな胃が重くなるような歌詞に重ねて、ディストーションのかかったギターが入ってきます。このずっしりとくるインパクトときたら!この曲もそうですが、アルバムを通してなんとなく私はウータン・クランの初期の音を連想してしまいます。ぱっと聴いた感じではかけ離れているのですが、曲に込められたエネルギー、そして暗の部分を拡大抽出したような雰囲気が共通しているように思えます。また、ジェフ・バーロウが大のウータン・クラン好きということで、無意識にそういった要素も入っているのかもしれません。以前にウータン・クランにリミックスをしてもらうか、リミックスをするかという話しがあったときに嬉しそうにはしゃぐジェフの姿が思い出されます。

 ポーティスヘッドの音楽はトリップ・ホップという枠にくくられていますが、そんなことは関係なくとにかく聴いていただきたい名盤です。SHM-CD化されることで、この底知れぬ魅力をもった楽曲が、さらに輝きをますかと思うとワクワクします。発売は2011/9/7です。









いつも読んで下さってありがとうございます。こちらをクリックしていただくとさらにロックヒップ・ホップのブログをご覧いただけます。また、トラックバックは基本的にご自由にしていただいて結構ですので、よろしくお願いします。

ランキングに参加していますので、下のバーナーをクリックしてランクアップにご協力いただけたら有り難いです!

blogram投票ボタン ブログランキング・にほんブログ村へ



スポンサーサイト







上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。