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Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)- Californication(カリフォルニケーション) [ロック 名盤]

 レッド・ホット・チリ・ペッパーズが1999年に発表した、バンドにとっての起死回生の1枚であると同時に、ロックの名盤。

 このアルバムがリリースされるまでのレッド・ホット・チリ・ペッパーズは様々なドラマに彩られたバンドであり、色物的な見方をされることの多いバンドでした。チンポソックスをしてみたり、火が吹き出る巨大な電球を冠ってライヴをやったり、ドラックの問題が常につきまとったり。クオリティの高い音楽をやっていたにも、関わらずそういったバンドを取り巻く様々なニュースによって好奇の目を向けられ、正当な評価を得ることができませんでした。

 そうしているうちにオリジナル・メンバーであったギタリストのヒレル・スロヴァクがヘロインの過剰摂取のために亡くなり、ジョン・フィルシアンテが新しく加入することとなります。

 元々レッド・ホット・チリ・ペッパーズの熱狂的なファンであったジョン・フィルシアンテは、バンド加入後すぐにその才能を発揮し、『母乳』、『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』という名盤を作り上げます。しかし、バンドのあまりに大きくなり過ぎた名声に対処することができず、麻薬に溺れ、さらに鬱状態になってしまったジョン・フィルシアンテは1992年のツアー中にバンドを脱退してしまいます。

 この辺りからレッド・ホット・チリ・ペッパーズには常にくらい影がついてまわったように思います。バンド・メンバーはジョンの脱退に納得していたわけではなく、バンドとジョンの溝は埋まらず、しかし、それでもバンドを進めていく決断をしたメンバーは、元ジェーンズ・アディクションのデイヴ・ナヴァロをギタリストとして迎えます。

 レッド・ホット・チリ・ペッパーズとジェーンズ・アディクションという西海岸を代表する2バンドの合体ということで大きな話題と期待を集めて1995年にリリースされた『ワン・ホット・ミニット』でしたが、内容はメンバー、ファンともに納得できるものではなく、デイヴ・ナヴァロはこの1枚のアルバムのみでバンドを去りました。

 この間もメンバー間の確執やドラック問題など話題の絶えなかったレッド・ホット・チリ・ペッパーズに、いよいよ解散か?という空気が立ち込めていたとき、新たな奇跡のストーリーが幕を開けたのです!

 なんとあのジョン・フィルシアンテがバンドに復帰するというニュースが流れ、ファン、メディアは色めきたちました。“一度あのような形で分かれた両者が、もう一度うまくやっていけるのか?”、“そもそもジョン・フィルシアンテは音楽をできる状態にあるのか?”などなど。実際ソロ活動をしているときに行われたジョン・フィルシアンテのインタヴューは、彼がこちらの世界にはいないという事実があまりにも明確に刻まれた、読んでいて辛くなるものでした。バンドを離れてからはほとんど隠遁生活のような暮らしをしていて、音楽とドラックに明け暮れていたジョン・フィルシアンテがもう一度機能するのか?誰もが不安に思っていました。

 ジョン・フィルシアンテが復帰してからのインタヴューで、私がとても印象に残っているのは、ジョンがひげを伸ばしていることについて尋ねられたときのことです。ジョン・フィルシアンテは、「ドラックのやり過ぎで顎の形が崩れちゃって、それを隠すために伸ばしてるんだ」というような発言をしていました。この発言を目にしたときに、どれほどの地獄をジョンがくぐり抜けてきたのかを垣間見た気がして、背筋が冷たくなりました。

 そんな状況で、世界中が固唾を飲んで見守るなかで、この『カリフォルニケーション』はリリースされました。初めてこのアルバムを聴いたときは、私も期待と不安が入り交じる複雑な心境だったのですが、聴き進めていくうちに涙が止まらなくなりました。様々な困難を乗り越えて、メンバーが辿り着いた場所。決して完勝というものではありませんが、全員が笑顔で誇りに思える勝利。

 そのなかでも最も当時のレッド・ホット・チリ・ペッパーズを象徴するナンバーが、『Scar Tissue』でしょう。傷跡というタイトル通り、PVではボロボロの車に、体中傷だらけのメンバーが乗り、周りに何もない真っすぐなハイウェイを走っていくという内容になっていましたが、その映像がはまり過ぎるくらいはまっているナンバーです。

 このアルバムよりレッド・ホット・チリ・ペッパーズの音楽の一つの大きな特徴ともなったのが“枯れ”とでも言うべき、影のようにそっと佇んでいる哀愁のようなものですが、この曲はそれが最も感じられ、それ故に最もレッド・ホット・チリ・ペッパーズらしいと感じてしまうのです。そしてその要素の最も大きな役割りを担っているのが、ジョン・フィルシアンテでしょう。ジョンの作り出す曲にその“枯れ”があり、そしてジョンのギターはさらにはっきりと“枯れ”を感じさせます。この曲ではスライド・ギターを使っているのもその理由でしょう。

 さきほど“完勝ではない”と書きましたが、“勝つ”、“負ける”といった結果ではなく、“自分たちが納得できる内容”というもっと大切なところでの満足を得ることのできたアルバムであり、『Scar Tissue』はそれを象徴するナンバーなのです。

 しかし、メランコリックな曲ばかりではなく、ファンク・マスターであるレッド・ホット・チリ・ペッパーズの面目躍如のぶっとびファンク・ナンバー、『Around The World』もあります。ただのファンクではなく、メタルっぽい音と組み合わせるところがいかにもレッチリという感じですね。アンソニーのヴォーカルもキレがもの凄いですし。

 そして『Parallel Universe』はこれまでにはなかったタイプの曲ですね。この曲は間違いなくフリーのベースが大黒柱になっていますね。フリーの刻むベースがグルーヴィー過ぎて最高です!そしてそれに効果的に絡むギターとドラム、そしてサビで大空に解き放たれるがごときメロディで心が解放されてしまいます。アメリカにいるときに本当によくラジオでかかっていましたが、確かにLAが似合う音だと思います。

 そしてこれまた超グルーヴィー・ファンク、『Get on Top』です。この曲もフリーのベースが凄いですね。ミュージシャンからの評価も非常に高いフリーですが、本当に素晴らしいグルーヴを秘めたアーティストだと思います。さらにそれに絡み付くようなジョン・フィルシアンテのギター!2人の相性はばっちりですね。そしてこの曲もただ突っ走るだけではなく、メロディアスに展開する部分があり、剛一辺倒でない曲作りというものもこのアルバムからの特徴となりました。

 アルバムのタイトル曲である『Californication』は静かなイントロから次第に温度を上げていき、サビではレッド・ホット・チリ・ペッパーズというバンドのなかで、どれほどカリフォルニアというものが大きいのかということを実感させられます。カリフォルニアといえば強い日差しとからっとした空気というイメージですが、この曲でも物悲しさがどこか漂っています。それが当時のレッド・ホット・チリ・ペッパーズの正直な気持ちだったのでしょうし、それに向き合うことができたからこそ、これだけの傑作を生み出すことができ、バンドを再生することができたのでしょう。

 とにかくレッド・ホット・チリ・ペッパーズを取り巻く状況がドラマティックであったので、このアルバムへの思い入れは非常に強いものがあります。しかし、それとは別に、このアルバムのクオリティの高さが、この作品が風化することのない作品で居続ける理由でしょう。現在のレッド・ホット・チリ・ペッパーズしかしらないリスナーの方には、ぜひ聴いていただきたいアルバムです。

発売は2011/8/31です。










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