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Neil Finn(ニール・フィン) - 『One Nil』

いよいよ新作『Dizzy Heights』の発売が迫ったニール・フィンの01年の作品『One Nil』を紹介!



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価格:1,512円(税込、送料別)



76年にデビューして、実にキャリア34年目に入ったベテラン中のベテラン、ニール・フィン。このブログでも紹介させていただきましたが、今月ニュー・アルバム『Dizzy Heights』をリリースする予定で、それに関連する動画を見ることができたのですが、老けましたね。58年生まれで56歳になるので当然と言えば当然なのですが、口の辺りが老人のようになってきており少しビックリしました。

新作はオーケストラの要素がかなり強く、円熟味を増していくニール・フィンの音楽とのシンクロが感じられたのですが、スプリット・エンズ、クラウデッド・ハウス、ソロとキャリアを追っかけてきた私としてはやはり少し大人過ぎてピンとこなかったのも事実です。やはりポール・マッカーサー直系のメロディと小気味よいリズムというスタイルが好きなんですよね。

そういうサウンドならやはりクラウデッド・ハウスなんですが、今回はソロ作のなかから私の好きな作品を紹介させていただきます。それは01年にリリースされた『One Nil』です。

この作品は素晴らしいメロディがありながら、ビートも効いているという絶妙のプロダクションがされていますが、それに関してはミッチェル・フルームの果たしている役割が大きいと思います。ミッチェル・フルームといえばエルヴィス・コステロなどとの仕事でも知られていますが、私としてはなんといってもロン・セクスミスの1stでの仕事が最も印象的です。あの作品が時代を超えた名盤となることができたのは間違いなくミッチェル・フルームのプロダクションがあったからです。さらにこのアルバムではチャド・ブレイクもプロデューサーに名を連ねています。ニール・フィンが書いた曲をこれらの素晴らしいプロデューサーが手がける。これでいい作品が出来ない訳がないですよね。

先走ってしまいましたがまずはこのアルバムの個人的ベスト・ソングから書かせていただきます。どの曲もそれぞれに魅力があり、シングル向きな曲もないのでかなり迷ったのですが、オープニング・ナンバーである『The Climber』ということで。もうニール・フィンらしい繊細で憂いのあるメロディがたまりません!アコースティック・ギターを中心にした簡素な作りですが、それによってメロディの良さが引き立つ名曲です。




Rest of The Day Off』は入りのリズムで、お?と思わされるのですが、ニール・フィンのヴォーカルが入った瞬間に至福のポップ・ソングへと生まれ変わります。エルヴィス・コステロやロディ・フレイムなどもそうですが、声に憂いのあるヴォーカリストはそれだけで説得力がありますね。シャウトに近いヴォーカルと重いドラムで始まる、いつもと違う雰囲気の『Hole in the Ice』も中盤からは安定したメロディで聴かせてくれます。

Wherever You Are』はクラウデッド・ハウス時代の曲を彷彿とさせるメロディで、やはりこの魅力には抗し難いですね。

Last to Know』はドラムの音の空間を感じさせる広がりがミッチェル・フルームっぽいですね。肩の力の抜けた曲と思わせておいてサビで一気にスケールアップしてビックリさせられます。少し遊びの気分も入った展開だと思うのですが、遊びで済まされないクオリティです。

コーラスの美しさとメロディが相俟って昇っていく『Turn and Run』、『Last to Know』と同じくドラムの音が気持ちいい『Anytime』、従来のニール・フィンの曲よりリズムを細かく刻むことでメロディもいつものものとは微妙に変化している『Driving Me Mad』など聴き所も多いです。

これはシングル・カット!という飛び抜けた曲はないのですが、ほぼ全曲がお気に入りになるクオリティで、ニール・フィンというアーティストの才能の凄さを感じさせられる作品です。こういう音楽が好きな人にとっては一生ものの宝になる作品だと思います。











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[ 2014/02/06 09:00 ] Mystery Jets Neil Finn | TB(0) | CM(0)

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