フリー・ソウルやレア・グルーヴの流れでは確固たる地位を確立しているザ・ヴォイセズ・オブ・イースト・ハーレム。イースト・ハーレムのコミュニティー・センターで、子供達が外へ遊びに行かないようにコーラス・グループを作ったのが始まりとのことですが、そんなエピソードでこのグループを侮ってはいけません。このグループのとんでもない実力派オープニング・ナンバーにしてアルバムのタイトル・トラックである『Right on Be Free』を聴いていただければ一瞬で分かっていただけると思います。それほどこのナンバーは素晴らしいです!
続く『Simple Song of Freedom』は一転参加者たちの弾けるような笑顔が目に浮かぶ超ハッピーなソウル・ナンバー。もうコーラスもハンドクラップも楽しくて仕方ないって感じ。それでいて演奏はグルーヴィーでタイト!ただ、それもコーネル・デュプリーやチャック・レイニーといった凄腕のミュージシャンが参加しているという事実を知れば納得です。